「家を建てる者たちの捨てた石。それが礎の石になった。これは主のなさったことだ。私たちの目には不思議なことである。」詩篇118:22-23

 

教会には十字架がついています。ほとんどの人がイエスキリストは2000年前、十字架にかけられたことを知っています。また、ほとんどの人がクリスマスはイエス様の誕生日だと知っています。

今年は4月9日(日)から15日(土)までが受難週、14日(金)が受難日、16日(日)がイースター(復活祭)です。“受難”という漢字を見たら、どんなことなのか想像できると思います。“復活”という漢字を見たら、どんなことかわかると思います。

受難週とイースターはキリスト信仰の根幹を表すもので教会ではあまり派手な催しはしませんが、クリスマス以上に大切なものです。イエスキリストは人類の罪の身代わりとして十字架にかけられ死んで3日目によみがえりました。それによって救いの道が開かれました。

どんなに悪い人でも死んだとき喜ぶことは出来にくいことです。中には悲しむ人もいるからです。けれども歴史上1人だけ、みんなが“死んでくれて有難う”と憚ることなく言える人物がいます。それがイエスキリストです。

「家を建てる者たちの捨てた石。それが礎の石になった。」イエス様は死んでよみがえることで、私たちが安心して人生という建物を築き上げることができる確固とした礎石となりました。その上にしっかり立って歩むことで私たちは天国への道を歩むことができます。

「これは主のなさったことだ、私たちの目には不思議なことである。」イエス様が私たちの罪のために殺されることで私たちは祝福を受ける。それは考えてみれば不思議なことです。でも、イエス様の十字架は神のご計画に従ってなされた私たちへのプレゼントなのです。

そういうわけで英語で受難日のことを“Good Friday(良い金曜日)”と言います。良い金曜日という言い方はイエス様の十字架は何だったのかを一言で上手く表す言葉です。十字架にかかられたイエスキリストを紹介することが聖書の目的です。死んでよみがえり私たちの人生の礎石となられたイエスキリストに関心を持てば持つほど神の偉大さがわかります。

あなたも聖書を開いてみてください。