礼拝説教の要旨・2026年6月21日・黙示録12:1-18
“女が生んだ男の子、竜に勝つ”
ヨハネが見た幻である。「女」「竜」「星」「荒野」「荒野に飛んで行く」「竜が口から吐き出した川を飲み干す」など難解な言葉やフレーズが幾つもある。幻には天と地の2つの場所がある。1-4節と7-12節は天について、5-6節と13-18節は地について書いている。
天について
女は太陽をまとい、月を足の下にし、頭に12の星の冠をかぶる。創世記37章「太陽と月と11の星が私を伏し拝む」というヨセフの夢を参照。太陽は父、月は母、11の星は兄達の数。ヨセフを加えるとヤコブの息子は12人。イスラエルの12部族を表す。女とはまずイスラエル民族を表す。「女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖をもってすべての国々の民を牧する」この女が産んだ男の子はイエス様。「炎のように赤い大きな竜」この竜は神や神に従う御使いに敵対する存在。「竜は、――その子を食べてしまおうとしていた」竜はキリストに敵対する存在。参照、創世記3:15。キリストとサタンの対決を表す預言。7節からは天における戦い。竜とその使いはミカエルとその御使いに敗れて地に投げ落とされる。竜とは「古い蛇、悪魔、サタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者」10-12節は勝利を喜ぶ大きな声。なぜ竜に勝利できたのか?「子羊の血つまりキリストの血」とともに「キリスト者達のいのちがけの証し」があったからだ。
地について
5-6節。ここから「女」は霊のイスラエルであるキリスト者を表す。「その子は神のみもとに、その御座に引き上げられた」はキリストの昇天。十字架や復活をすっ飛ばして昇天とはなぜか?地でのサタンとの戦いに焦点を当てるため。「女は荒野に逃れた。そこには、1260日の間、人々が彼女を養うようにと、神によって備えられた場所があった」17節の「竜は女に対して激しく怒り、女の子孫の残りの者、すなわち、神の戒めを守り、イエスの証しを堅く保っている者達と戦おうとして出て行った」を参照。「竜は、自分が地へ落とされたのを知ると、男の子を産んだ女を追いかけた」サタンは私達を執拗に攻撃する。だから油断できないが、サタンの攻撃のただ中で私達には神の守りが与えられる。14節「女には大きな鷲の翼が二つ与えられた。荒野にある自分の場所に飛んで行って、そこで一時と二時と半時の間、蛇の前から逃れて養われるため」「――地は彼女を助け、その口を開けて、竜が口から吐き出した川を飲み干した」聖書に出て来る荒野は寂しい所だが、神の守りがあり、心を煩わされずに静かに祈りに励み、生き方をリセットできる幸いな場所だ。
幸いな荒野
サタンの攻撃の中でも、神は私達を守り、静かに祈り、考える幸いな荒野を与えてくださる。イエス様はその良い例だ。主は公生涯に入る前に荒野で40日40夜の断食し、サタンの誘惑を受けたが、みことばによって退け、静かに祈り、ご自身に対する神のご計画を考え、それを確信する期間とされた。主は普段の生活でも、朝早く、まだ暗いうちに寂しいところに出かけて行き、祈られた。私達もそのような荒野が与えられる。荒野の大切さを知っていたら忙しい中でも幸いな荒野が与えられる。また病気で入院など強いられた休息でも、聖書の荒野を知っていれば、幸いな荒野の時を過ごすことができる。
