礼拝説教の要旨・2026年9月6日・創世記3:15,黙示録12:1-12

“女が産んだ息子が勝利者”

創世記3章は人間の堕落だ。エバはサタンの誘惑で神が禁じた善悪の知識の木から食べ、アダムもエバの勧めで食べ、彼らはエデンの園から追放された。それは人間が神から離れたことだ。一方、神の救いのご計画は人間の堕落から始まった。創世記3:15「わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ」「彼」がサタンの頭を打つことで救いの道が開かれる。女は初めに罪を犯したが、女が産んだ救い主を産む。女の雪辱を果たす。イザヤ7:14「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ」救い主を産むのは処女の女である。新約聖書のマタイ1章は救い主の誕生をさらに詳しく預言する。離縁を考えていたヨセフにマリアを妻として迎えること、彼女は聖霊によって身ごもり男の子を産むこと、その子の名前はイエスにすること、その子が人々を罪から救う救い主となることを伝えた。

だが、サタンは神のご計画を阻止しようとした。黙示録12章でサタンは竜となり、子を産もうとしている女の前に立ち、産んだら、その子を食べようとしていた。ヘロデ王が幼子イエスの命を狙ったことが符合するが、主はその後も迫害で命の危険にさらされ、十字架で命を奪われた。神のご計画を阻止することは、主が去った後にもあった。初め教会はユダヤ人に迫害され、ローマ帝国による迫害が起こり、さらに福音が世界に広がると様々な所で迫害が起こり、今も起こる。教会内部のいざこざや分裂など内から出る問題もある。以上のようにサタンは、常に人々を福音から遠ざけて神のご計画を阻止しようとする。だが、この物語では福音を妨げるサタンの働きはすべて「女が産んだら、竜がその子を食べてしまおうとしていた」にまとめられている。なぜキリストの生涯や十字架の死や復活が書いてないのか?これは歴史に基づきながら歴史の正確な記述ではない黙示文学だからだ。竜は女が産んだ男の子を食べられなくて女は荒野に逃げてしまい、怒った竜は天に行って戦いを挑んだが、ミカエルとその御使い達に敗北して地に投げ落とされた。

「竜、すなわち古い蛇、悪魔、サタン、全世界を惑わす者」が地に投げ落とされると、天に歓喜の声が上がる。3つの学ぶことがある。1,サタンは神の前で私達を告発する者だ。ヨブ記1章参照。そんなサタンが地に投げ落とされたのでもう私達を神の前で告発する者はいない。私達は罪のない者と見做され、救われる。だから神の救いと力と王国とキリストの権威が現れる。2,「兄弟たちは子羊の血と自分達の証しのことばのゆえに竜に打ち勝った。彼らは死に至るまでも自分のいのちを惜しまなかった」兄弟達は殉教者のように見える。殉教者は教会の種子と言われたこともあった。だが、サタンに打ち勝つための必要条件は「子羊の血」である。主の十字架の血を信じている者はだれでもサタンに対する勝利者だ。

3、天の歓喜の後、すぐに「悪魔が自分の時が短いことを知って激しく憤り、おまえたちのところへ、下った」が来る。短い期間は文脈では1260日だが、人それぞれだ。キリストを信じて救われてもこの世ではサタンとの戦いがある。油断したら足を掬われて躓くことがある。だから目を覚ませ。当たり前のことだが、信仰生活では当たり前のことが大切だ。